製造業の現場では日々、沢山の機械が企業の生産を支えています。しかし、故障や老朽化が進むと「修理か、買い替えか」という選択を迫られます。修理業者が見つからない、部品が入手できない、機械メーカーが廃業してしまった。こうした理由で、まだ使える機械が放置されているのが現状です。
機械装置再生協同組合が目指すのは、機械を直すだけでなく、素材選定・加工・修理のノウハウと知見を活かして再生し、次はより長く使える機械を生み出す循環です。そのために、修理の事例を蓄積し次に活かすプラットフォームの構築や、技術の講習等の取り組みを進めています。
数多くの生産現場を見てきた私たちが確信しているのは、日本のものづくりは更なるポテンシャルがあること。そして修理・再生の経験を設計に還元することで、made in JAPANらしい持続可能なものづくりが実現できるということです。
エコプロ2025では、機械が持つ価値を最大限に引き出し、資源を循環させる、私たちのサーキュラーエコノミーの実践をご紹介します。お楽しみに!




